2011年6月20日月曜日

[幻想ノ宴] 神奈子様(六幕)考察

まずは戦績をば。

私個人
神奈子様3+ 
12 firsts, 6-6 (50.0%)
30 lasts, 15-15 (50.0%)
42 totals, 21-21 (50.00%) - 1 NG

ネット大会全体
167戦 78勝 89負 (46.71%)
41回参加
0優勝 12入賞 16中間 9壱勝 4全敗

見ての通り、そこまで低いわけではない。
少なくとも、散々オワコン四天王とかデザインミスとか言われてる割にはそんな負け込んでいない。
では今度は打って変わって、神奈子様デッキ(今度はパチュリー頭を除く)の「強さ」についで語りたいと思う。

・有象無象な低レベルデッキに強い
これはみんな知ってるね。(協力含み)レベル3以上のカードを使わないデッキはその殆どが神奈子様に安定して狩られる。こう言ったデッキに対する強さは小町や諏訪子などにも勝り、霊夢レベルに達する。
その原因は勿論《注連縄》と《神符「神が歩かれた御神渡り」》。更に《威光》によって、レベル3スペルを採用しないデッキには信仰(4)防壁(1)を出せるようになったのがでかい。
ロックデッキは「相手の対策カードとの枚数の引き合い」になることが多いが(幽々子4で幽雅と相手のサポート除去、シーン合戦など)、《注連縄》のある神奈子様側は絶対的に有利。これは他のロックデッキが出来ないことだ。
トップメタ速攻でも後手から普通に殴り負けたり、中低速は相手の連続ぶっぱに負けたりするが、神奈子様はそれが少ない。だから、強い。

・相手の悪引きに強い
これは実は上の発展型。
簡単に言うと、輝夜が《新難題「ミステリウム」》を引けなければ、神奈子様から見れば「有象無象な低レベル」そのもの。
神奈子様の特徴として、「相手の」キーカード依存度を強制的に上げる性質がある。これはつまり、相手のデッキの安定性が下がることを意味する。
この性質は霊夢に似ている。デッキには回答があるのに引けない……という状況を作り出せる。普通のデッキならば裏の手でなんとか出来ることもあるが、神奈子様はそれを許さない。
「裏の手封じ」。これぞ神奈子様の強みの一つである。

・相手の構成不良や軽い事故に強い
神奈子様は相手の受けスペルの脆さや呪力不足を突く能力が高い。これも悪引きだが、ロックを突破出来るキーカードとは別、ということで分けさせてもらった。
中核は《神符「杉で結ぶ古き縁」》。神奈子様リーダー能力&威光のお陰で、相手の構成や引き次第で、序盤から損耗差2を作り続けることになる。
更に、単純にスペルが3サイクル(2ターン=1サイクル)目で1回止まるとか、普通の試合じゃまぁ痛いけど致命傷にならないこともあるのだが、神奈子様相手だと作られた呪力差でガンガン攻められる。
神奈子様は効率不良と打点不足であって、呪力を使いきること自体には優れている。そして高命中・注連縄・戦闘イベントのお陰で、一気にでかいアドバンテージを稼がれて逆転することも少ない。
普通のデッキだと回避や搦め手を絡ませて逆転されることがしばしば。稼いだアドバンテージをそのままキープしやすいのが、神奈子様の強さ。

・相手のプレイミスに強い
相手がプレイミスして上記の現象になったら強い。自分がプレイミスしても向こうはそういう特性が無いから、傷が浅い。このプレイミスの許容量差は神奈子様デッキ故。
あともう発売して二年に近いけど、神奈子様が未だに判らん殺ししてるんじゃないですかね……?
対神奈子様は対策が判らないとあっさり負けて、判るとあっさり勝つ試合が割とある。負ける道を一本に限定してくるからね、神奈子様は。
その道が分かれば何の問題もないのだが、分からなければと勝てない。
俺はそれをプレイミスと呼ぶのだが、判らん殺しとしてなら凄く強いと思う。

・スイスペアリングの恩恵
上記の現象に当てはまるデッキやプレイヤーは、下に来る。
つまり神奈子様使って負けてもこういう相手に当たって、下位卓での勝率が宴最強になる(勿論自分がちゃんと使いこなせている前提だが)。
他のデッキはこうならない。下位卓でも普通に先手ゲーや相性ゲーされて負ける比例が高い。
神奈子様はその比例が低い。だから強い。

・巫女に強い
神に勝てる巫女なんぞいない!

とまぁ、こんな感じじゃないかな。
弱いというのは「プレイヤースキルが互角」「構築が最善」「引きが普通」「最善手を打ち合う」前提だから。物理理論と同じで、理論は現実を単純化したものだし。単純化の過程で神奈子様の強さを切り捨ててたらそりゃ神奈子様は弱いって結論になるわなw

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